- 2012/02/15
- 第4回「ものづくり日本大賞」経済産業大臣賞を受賞
株式会社メトラン(以下 メトラン)は、「超未熟児の命を守る人工呼吸器の開発」について、第4回「ものづくり日本大賞」製品・技術開発部門において、経済産業大臣賞を受賞しましたのでお知らせします。
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「ものづくり日本大賞」は、日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に貢献してきた「ものづくり」を新しい時代に継承・発展させていくため、ものづくりの現場を支える人々を表彰するものです。経済産業省、文部科学省、厚生労働省及び国土交通省の4省連携により、平成17年8月に創設され、2年に一度開催されています。
当社は、高頻度振動換気(High frequency oscillation;HFO)方式の人工呼吸器の未熟児への適用について、その開発に成功いたしました。HFO方式の人工呼吸器の優位性は60年ほど前から判明していましたが、当社創業時にはメカニズムの解明や分析が充分に進んでおらず、製品化が難しい状況でありました。
しかし、HFO方式の利点を認識した日本の医師との連携により、臨床現場と共同で研究を進め、これらの努力の結果、日本の新生児医療分野では、HFO人工呼吸器が呼吸管理の標準となり、日本の未熟児医療に関する技術は世界トップ水準となりました。
当社開発のHFO人工呼吸器は、日本の新生児集中治療室(NICU)の約90%で使用されており、新生児の救命・後遺症軽減に貢献していると評価され、この度、第4回「ものづくり日本大賞」製品・技術開発部門において、経済産業大臣賞に選ばれました。
なお、2月中旬に表彰式、また3月20日から、国立科学博物館(東京都台東区)において、今回の受賞案件を紹介する「ものづくり展」が開催される予定です。