- 2013/11/25
- 「毎日新聞 埼玉版」に掲載されました
▼掲載内容
2013年11月23日
「天使」を救いたい
~ベトナムから来日、未熟児向け人工呼吸器を開発~
早産や低体重の赤ちゃんが出生直後に入る「新生児集中治療室」(NICU)は、生まれたばかりのか弱い命を守る「最後のとりで」だ。川口市の医療機器メーカー「メトラン」は国内のNICUの9割で使われている人工呼吸器を製作する。創業者のトラン・ゴック・フックさん(65)は、ベトナムからの留学生として来日し、苦難を乗り越えながら、小さな命を救う独創的な製品を医療現場に送り続けてきた。
天使のような赤ちゃんたちを何とかして助けたい。今日も日本のどこかで「天使」が姿を現していることだろう。成長していけるのは、フックさんらが進める技術革新があってこそだと感謝したい。