株式会社メトラン

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2020/04/06
新型コロナウイルス(COVID-19)に対する緊急用人工呼吸器の大量生産につきまして

関係者各位

世界的に広がっている新型コロナウイルスのパンデミックを受け、メトランでは簡単に使用することが出来、効果が高く堅牢で廉価、という条件を満たした救急治療用人工呼吸器の大量生産開始に向けて準備を進めております。
1984年の創業以来、メトランは呼吸装置の開発及び製造に特化して参りました。創業者が世界初の新生児用高頻度振動換気タイプ人工呼吸器を開発、商品化して以降、メトランは日本を代表する人工呼吸器メーカーとして業界をリードしております。
人工呼吸器の技術の発展と共に、弊社の成人用人工呼吸器であるモデル、Compos-Xが獣医医療用に転用されました。このCompos-Xは、10年以上にわたり数百を超える日本やアメリカの獣医科診療機関で成功裏に活用されてきております。 新型コロナウイルスの急速な感染拡大及び人工呼吸器の需要の高まりが世界規模で喫緊の課題となっている中、メトランでは商品ラインナップを見直し、Compos-Xに何ヶ所か変更を加えることで非常に効果的な解決策になると結論に至りました。
現在、テレビ報道で患者が臨時設備あるいは野外の医療施設でICUの訓練を受けていないスタッフによる治療を受け、人工呼吸器が圧倒的に不足している状態を目にしない日はありませんが、Compos-Xの導入が解決策となり得ます。
メトランは既にベトナムから4,000台を受注しており、また、大学病院と共同でCompos-Xを新型コロナウイルスの治療に活用するプロトコルの準備を進めております。Compos-Xはオープンシステムの圧制御によって機能し、患者の肺を損傷する可能性がある過剰な圧力を防ぎます。操作モードは3つに絞られているため、設備不足かつ過度のプレッシャーの下で働いている医療従事者にも使い易い仕様です。メトランでは部品の確保・供給を劇的に向上させるべく、サプライチェーンとの作業を早急に進めております。
これにより、弊社での機器製造量を向上させられると同時に、Compos-Xの製造を国外の信頼に足る製造業者にも緊急措置として承認して人工呼吸器の供給を押し上げることができます。
関心をお持ちの製造業者からの問い合わせ専用メールアドレスは covid19response@metran.co.jp です。

新型コロナウイルスのパンデミックに苦しんでおられる方々がこの状況を無事に乗り越え、一日も早く普通の生活に戻れることをお祈りすると同時に、弊社でもそれが可能となるよう全力を尽くして取り組んで参ります。

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